私たちは日々廃棄物のリサイクルに取り組んでおります。建設工事等において発生する
木くず・がれき類は破砕処理を行い、それぞれ木質チップ・RC-40(再生骨材)として販売しております。
製造業者等より排出される廃プラスチック類・紙くずは減容固化処理を行い、
RPF(固形燃料)として販売しております。
また、当社で再生製品にリサイクルできない廃棄物は信頼できる同業者へ処理委託しております。
このように、当社では廃棄物処理事業を通して限りある資源の有効利用を推進しております。
河川・道路清掃などの地域貢献活動は行ってきましたが、環境産業の特色を出しきれておりません。
独自性のあるアイデアをお待ちしております。



7/25 オリエンテーション資料
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資料
質問返答
Q1. 廃プラはどんな種類のものでも固形の燃料(RPF)にできるのか?
A1. RPF はボイラーでの石炭代替燃料として使用されていますが、
燃焼したときに有害ガスの発生やボイラートラブルの原因になる物質を含むプラスチックは使用できません。
(例)
・塩化ビニル...壁紙や多くの家具で使用されていますが、塩素を含んでいます。
塩素は水と反応して塩化水素になりますが、これがボイラーを腐食してしまう原因物質になります。
また、ダイオキシンの構成物質でもありますので、燃焼過程で生成してしまう可能性があります。
・繊維強化プラスチック...浴槽や洗面台などで使用されていますが、燃えないガラス繊維を含むため使用できません。
・汚れ(土砂、油分、食品等の付着)があるプラスチック など
Q2. 環境産業として今後市民生活とどのような関係でありたいと思いますか?
A2. 主に産業廃棄物を取り扱っているため直接的な関係はありませんが、
産業廃棄物の埋め立て処分量を削減するほか、
当社でリサイクルされた製品はトイレットペーパーや段ボールを製造している製紙会社や家具の合板原料などに
活用されるなど、資源の有効活用に寄与しているところです。
市民とは間接的な関係ではございますが、市民生活を陰で支える、環境を守る産業としてさらに尽力して参ります。
Q3. 企画する上で注意する点はありますか?
A3. 特にありませんが、「当社ならではの独自性を前面に出せるような」企画を自由な発想でご提案をお願い致します。
なお、当社ホームページに CSR レポートを掲載しておりますで、参考としてご覧いただければと思います。
Q4. 「RPF」の最大の強みは何か?また臭い等はないか?
A4. 化石燃料(石炭)の代替燃料として、廃棄物由来の固形燃料を使用できると同時に、
化石燃料の消費量削減と埋め立て処分量の削減が実現するところだと思います。臭いはありません。
Q5. 燃料をリサイクルされているとのことでしたが、
他代表的な燃料と比較して優れている点や劣っている点、価格等を教えて頂きたい。
A5. 燃料をリサイクルしているのではなく、廃棄物となったプラスチックや紙を燃料としてリサイクルしています。
RPF は石炭代替燃料として活用されていますが、石炭と発熱量はほぼ変わらず、
価格も半額以下であることから、非常に使いやすく環境にやさしい燃料であります。
劣っている点としては、事前の廃棄物の分別をしっかり行わないと、Q1 で回答している
ようなプラスチックが入ることで品質が悪い RPF ができてしまう可能性があることです。
A4、A5 併せて以下を参照ください。(RPF の特徴・メリット)
※完成品は無臭。製造過程において臭いは極めて少なく、ほぼ無臭に近いです。
1)品質が安定
発生履歴が明らかな産業廃棄物や選別された一般廃棄物(分別基準適合物相当)を原料として使用しているため、
品質が安定している。
2)熱量のコントロールが可能
ボイラー等のスペックに応じ、古紙と廃プラスチックの配合比率を変えるだけで容易に熱量変更可能。
3)高カロリー
原料として廃プラスチックを使用しているため熱量が高く、石炭及びコークス並みで化石燃料代替として使用可能。
4)ハンドリング性が良い
RPF は固形で密度が高い為、コークス、粉炭等と同等の利便性をもち、貯蔵特性および輸送効率にも優れている。
5)ボイラー等燃焼炉における排ガス対策が容易
品質が安定し、不純物混入が少ないため、塩素ガス発生によるボイラー腐食や、ダイオキシン発生がほとんどない。
硫黄ガスの発生も少なく、排ガス処理が容易。
6)他燃料に比較して経済性がある
現状で石炭の 1/4~1/3 という低価格な再生可能エネルギー。将来負担するであろう排出権購入の費用削減。
灰化率が石炭に比べ 1/3 以下となる為、灰処理費が削減可能である。
7)環境にやさしい
総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減により CO2 削減など地球温暖化防止に寄与。
